朝日新聞の「次の時代」 企業記事は事業継承のため、メディアにとってのSDGsとは

 朝日新聞社に「ツギノジダイ」というメディアがあります。謳い文句は「中小企業経営者の悩みに寄り添うメディア」。コンテンツのキモは「引き継ぐ経営 勝ち抜くヒント」。「へえ、朝日もこの分野に手を出すのか」。素直な思いです。「ツギノジダイ」のアドレスは次の通り https://smbiz.asahi.

コオロギ、秋の季語から食の主語へワープ 無印良品も製品化 スープの素、スナックなど増殖中

 「あれ、なぜ彼が雑誌の写真で紹介されているんだろう」。ある雑誌を眺めていたら、大学ゼミの同級生が学生らと一緒に並んぶ写真が掲載されていたのです。彼は慶應義塾大学に残り、教授を務めています。不思議に思い、雑誌をよく読んだら、横に並ぶ学生さんは、こおろぎを食の素材に活用するベンチャー企業を立ち上げた社

ニュージーランドが牛のゲップに税金、隣国オーストラリアは困惑気味

 牛や羊のゲップに課税するそうです。生きた家畜の課税は世界で初めて ニュージーランドのアーダン首相は10月11日、牛や羊などの家畜のゲップによって排出されるメタンガスなどに課税する方針を明らかにしました。生きている家畜を対象に課税するのは世界で初めてだそうです。メタンガスは地球温暖化ガスのひ

クレディ・スイス アルケゴスの亡霊に足を取られる ESG投資ブームの警鐘に

 金融大手のクレディ・スイスが厳しい眼にさらされています。株価が急落し、経営の先行きに対して不安視する見方が広がっています。同社は2021年春のアルケゴス・キャピタル・マネジメントの破綻など大きな損失を被っています。その後も業績不振の見方が止まらず、経営のスリム化などで収益力の再構築に取り組んでいま

オープンハウス ESG・SDGsで資金調達、「環境」でニッチ戦略の道をどう開くか

 オープンハウスグループが三井住友銀行の「ESG/ SDGs評価シンジケーション」を活用して205億円を調達しました。三井住友銀行と日本総合研究所が作成した独自の評価基準でESGとSDGsの取り組みを評価され、”合格”したそうです。三井住友銀と日本総研からお墨付き  オープン

山形大とサタケ コメで代替肉 需要開拓、農家経営に新たな栄養力に

 山形大学の渡辺昌規教授が精米機最大手のサタケ(広島県東広島市)と組み、米ぬかから代替肉を製造することに成功したと発表しました。渡辺教授は長年、米からタンパク質を抽出する研究を続けており、代替肉の製造技術は成果の賜物でしょうが、パートナーのサタケも自社技術を活用して米の可能性に取り組むユニークな会社

マルハニチロ 日本初のブルーボンドを発行 海洋保護の姿勢を明示

  大手漁業会社のマルハニチロが日本で初めて海洋保護を目的にした無担保社債を発行します。ESG・SDGsの考えに沿った社債の一つで、ブルーボンドと呼ばれ、マルハニチロはESGの趣旨に従った経営戦略を説明するため、「ブルーファイナンス・フレームワーク」を作成しました。この経営戦略は国際

規格外の野菜 売れ筋変身には規格外のコスト 試される消費行動の変化

 SDGs関連のイベントで必須といえるテーマがあります。キーワードは「Re」。Reuse(リユース) Reduce(リデュース) Recycle(リサイクル)に総称される発想に立って、これまでなら使わずに捨てられていた素材を利用した商品が多く紹介されています。繊維に加工して織物に、あるいはただ同然の

人生100年計画もSDGs 「マネー」が群がる 現代の「風が吹けば・・・」

 SDGs週間だからなのでしょう。テレビも新聞も話題として取り上げられており、さまざまなイベントが開催されています。その一つ、大きな会場で開催されたイベントを見学してきました。これまでなら使い捨てられたゴミから繊維、和紙などへ再生する製品、規格外として売り物にならないとされてきた野菜などでジャムやピ

ペットの世界も電力需給と同じ 潤い楽しみながら生活インフラは地方によろしく

 愛犬や愛猫のペットの飼育数が牛や豚など家畜を大きく上回ることを知ってましたか。薄々は実感できましたが、数字の裏付けを目の前にすると、かなり衝撃的な事実。先日開催された市立図書館の講座で獣医学を専門とする大学教授から詳細を教えてもらいました。犬猫の飼育頭数は牛・豚を上回る 農林水産省の統計に

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