1年前の事件の再放送を見ている気分です。ビッグモーターと小林製薬が二重写しになったニュース映像が流れていました。1年前のニュースと二重写し 小林製薬は2024年7月23日、創業家の小林一雅会長と小林章浩社長が辞任する人事を発表しました。紅麹を原料に使ったサプリメントによる健康被害は拡大する
おいしいワインが全国各地で生産され、とても身近になってきました。半世紀ほど前なら、日本でワインといえば山梨県、ブランドなら甲州園がとても有名でした。ところが、地球温暖化のせいなのでしょうか、もう10年以上も前からぶどうを育てる土地は山梨県では気温が暖か過ぎて、長野県で生産したぶどうが使われていると
ニュージーランドは温室効果ガスの発生源である家畜のげっぷや尿に対する世界初の課税計画を取りやめることを決めました。「げっぷ税」とも呼ばれましたが、2022年に当時のアーダーン労働党政権が温暖化ガス排出削減策の一環として25年からの実施を決めたものの、飼育する農家は経営に打撃が及ぶと強く反発していま
三菱UFJ銀行で不思議な体験をしたことがあります。ある支店のカウンターでの一問一答です。自分の口座なのに「個人情報はダメ」「私の口座の出金について確認したいのですが、良いですか」 「それは個人情報なので、答えられません」「いえいえ、自分の口座です。身分証明書も持っています。
「廊下は走らない」かつて小中学校の廊下に張り出されていました。「言われなくても、わかっているよ」と生徒のほとんどが心で叫んでいましたが、友人らと遊んでいると廊下を走っている自分がいました。頭で理解しているけれど、実践となると話は別。大人の世界も同じ。政治資金の裏金問題、東京都知事選・・・。民主主義を
きっと多くの人が「明治神宮外苑の場合はどうなるのだろう」と心によぎったのではないでしょうか。東京都国立市で完成目前のマンションが富士山を眺望する景観を阻害する恐れがあるとして、解体が決まった衝撃なニュースを聞いた時です。完成寸前の建物が解体するなんて、設計ミスでない限り前代未聞の出来事です。建設・
「ジェネリックというけれど、実際に使うまで必要ないろいろなことを考えると手間がかかり、割安じゃないんだよね」。もう10年以上も高血圧の治療でお世話になっている医師が選ばない理由を話し始めました。「いろいろなことを考えると、割安じゃない」と医師 健康保険組合から時々「あなたが使っている高血圧
パリのシャンゼリゼ大通りが様変わりします。凱旋門からコンコルド広場までの1880メートルの街区は世界で最も美しいとフランス人が自慢する世界の観光名所です。しかし、現在は観光客と車で溢れ、パリ市民には遠い存在になってしまいました。パリ市は市民が再び気軽に立ち寄る空間に戻すため、車線を半減して車の通行
環境庁の事実上の初代長官の大武武一さんは「正義の味方 月光仮面」と呼ばれました。ところが、現在の大臣は水俣病の声を聞こうとしない。きっと環境政策の実践についても自身の志がないのでしょう。環境相が大臣ポストの一つに過ぎないことを改めて痛感しました。とても残念です。5月1日に水俣病は確認され
社名に驚きました。「WECARS」。思わずWeworkを連想してしまいました。継承する事業はビッグモーターから買収です。Wework、ビッグモーターそれぞれが突きつけたコンプライアンス、ガバナンスの問題を背負う新会社が「WECARS」と命名するとは!。事業継承と債務支払いを分離して再スター
東京の再開発の中でも異例の注目を集めている明治神宮外苑。神宮外苑の象徴であるイチョウ並木など自然が残された景観が高層ビルの建設などで大きく変わるため、再開発に対し疑問視する声が広がり、多くの著名人、メディアを交えて再開発事業のあり方が議論されています。「樹木の伐採」の見出しだけが飛び交う時もあって
日本の女性の地位が国際基準で見ると、かなり低い。こういう結果を聞いても、驚かなくなってきました。この鈍感さが決して良いとは思えませんが、毎年さまざまなメディアやシンクタンクが公表する指標が念押しします。直近ではエコノミストの「ガラス天井指数」。日本はOECD29カ国のうち27位。最下位から数えて3
企業の経営再建をめぐる話題を見ていると、投資ファンドが当然のように登場します。最近では名門企業の東芝がファンドのてのひらでコマのようにくるくる回され、その惨状をみて悲しい思いをしました。新興企業でいえば、ビッグモーターでしょうか。損保ジャパンのトップ辞任にまで発展した自動車保険金の不正請求事案を引
日本の小売業でも始まる未来を見た気がしました。NHKニュースで紹介されたフランスの「助け合い商店」です。仕組みはそんなに難しくありません。同じ商品に価格が3種類設定され、値札は「安い」「標準」「助け合い」。通常の定価は「標準」に相当するのでしょうか。商品を購入する消費者はそれぞれ自らの所得に応じ
缶チューハイが企業の倫理観を問うリトマス試験紙になるとは思いませんでした。リトマス試験紙って何?と戸惑う人もいるでしょう。本来はアルカリ、酸性の度数を明らかにする試験紙ですが、今回は収益と企業倫理を天秤にかける試験紙です。ビールなどアルコール飲料を生産するメーカーが購入するお客さんの健康を考え、扱
個人投資家から繰り返し聴くエピソードがあります。「1億円稼いだら、2億円。次は10億円。お金を目の前にするともっともっと欲しくなる。欲望に上限はない」。目の前に札束が積まれると、もっと高く積み上げたい。金融の世界にどっぷり浸かると、知らない間にマネーの魔力から抜け出せなくなると言います。マ
新年にあたってのマネジメントメッセージ(要旨)について当社は、本日、新年にあたり、代表取締役 副社長 宮田知秀が社長職代行として、グループ社員に向けてメッセージを配信しましたので、要旨を下記の通りお知らせいたします。 記能登半島地震で亡くなら
東京・渋谷は大学生の頃、毎日のように歩き回りました。もちろん、夜はいつも通うバーボンバーで飲み、時には朝まで。ちゃんと勉強もしましたよ。渋谷のパルコを素材に広告やマーケティングに関する研究論文をまとめ、電通のコンテストに応募、第3位に入賞しました。もう40年以上も前の思い出ですが、センター街の風景
2023年は史上最も平均気温が高い年になるようです。欧州連合(EU)の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」によると、1ー11月までの世界の平均気温は産業革命が始まる1850ー1900年の平均気温に比べ1・46度高く、過去最高を記録しました。直近で見ても、1ー11月の気温は2016年の同時期
「あれ、大丈夫なの?」。そんな素朴な疑問が浮かんだものです。2023年11月30日、国連の気候変動会議COP28はアラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開幕しました。石油、ガスの化石燃料を産出する中東諸国の本拠地で地球温暖化、気候変動を防止する国連の国際会議でどんな議論が展開されるのか。世界の石油・