日本生命 核兵器製造に投融資せず ESG投融資は具体的な説明と議論があって☆が並ぶ

 日本生命が「ESG投融資」を改め、核兵器を製造する企業に対して投融資を禁止することにしました。すでに第一生命が禁止しており、驚く方針ではありません。日本のESG投融資は世界の金融機関に比べて出遅れており、ようやく体裁が整い始めた段階。日本のESG投融資の実効性がようやく問われる。これが実態ではない

Eco*Ten を商標登録 だれもがわかる環境経営の指標をめざします

 Eco*Tenを商標登録しました。特許庁から2023年3月27日に登録されましたとの証明書をいただきました。3月に登録証 Eco*Tenは1年前の2022年春にサイトを立ち上げた際、メインタイトルとして設定しました。環境のecology、経済のeconomyで使われる「eco」は、日本語と

e-Fuelが映し出す日本のEco*Ten 再生エネ拡大に弾み、北海道が”映える”

 環境負荷を減らした合成燃料「e-Fuel」が改めて脚光を浴びています。欧州連合(EU)が2035年から新車すべてを電気自動車(EV)に切り替え、エンジン搭載車の販売禁止を決めていましたが、e-Fuelを利用するエンジン車の販売を認めることにしました。ドイツなど自動車産業が経済の基幹の国々にとってエ

カルビー Eco*Ten6・8点 ESGの先進モデル・農工一体を再構築 自らの改革力が問われる

 カルビーをEco*Tenします。 カルビーはポテトチップスなど成長を支えた主力商品の多くがじゃがいもを素材としています。日本のじゃがいもの15%を消費するほどです。早くから北海道などで農家と契約を結び、素材の生産と製品の生産を一体化する当時としては画期的でした。「掘り出そう。自然の力。

スズキEco*Ten7・1点(下)インドなど途上国の経験と貢献が「スズキらしさ」をより強く

 スズキは、「やるぞ」と言ったら、やり抜くのが真骨頂です。環境経営の視点でみると頭抜けた存在ではありません。気候変動対策が喫緊の課題、というか避けて通ったら会社の存続は考えられない時代に突入しました。「2030年度に向けた成長戦略」の内容に派手なキャッチフレーズは見当たらないものの、着実に実行できる

スズキEco*Ten(上)伸び代はいっぱいですが、実行と成果はこれから

 スズキをEco*Tenします。 ダイハツ工業と肩を並べる軽自動車のトップメーカーであるとともに、インドなど途上国へ積極的に進出し、高いシェアを握ります。欧米や中国などを主戦場とするトヨタ自動車や日産自動車、ホンダと違い、同じ自動車メーカーでありながら、独自の世界戦略を進め、その差別化戦略は

デンソーEco*Ten(下)7・1点 QRコードに負けず、実力を自らの疾走へ使う日が待ち遠しい

 デンソーは世界に素晴らしい幸運をプレゼントしています。「QRコード」。日常生活のあちこちで見かけ、ネット検索や買い物の決済など利用する機会がどんどん増えています。大掛かりなシステム開発や設備などが不要で、手軽に支えるため世界中で使われています。QRコードは開発、世界に広める 1994年、ト

デンソーEco*Ten(上) 実力は最強クラスでもトヨタへの忖度か、最前列に登場せず、残念!

 デンソーのEco*Tenに挑みます。 長年、製造業を取材してきた経験からいって、デンソーは日本最強クラスの実力を持ち合わせています。トヨタ自動車が率いる自動車部品系列グループの最前列に並ぶ実力のみならず、幅広い技術力はいずれも最先端の水準。世界最大の半導体受託生産会社のTSMCが熊本県で建

日揮Eco*Ten7・2点(下)一瞬の奢りが盤石の牙城を砂上の楼閣に 強さを守る自身への厳しい視線

 日揮は総合エンジニアリング会社として多くの技術や人材を集め、一つのコンビナートを構築します。綿密に設計し、長い歳月を重ねて施工する長期プロジェクトがほとんど。個性的な演奏者を集めて交響曲を演奏する指揮者のようなものです。 だからでしょうか。日揮といえば、最初に思い浮かぶ人物がいます。重久吉

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