製造業が再生エネに切り替え 取引や採用などの必須条件に 太陽光など普及を後押し 

 製造業が再生可能エネルギーに切り替える動きが広がっています。太陽光や風力を使って生み出した電力で工場などすべての事業所を運営します。地球問題化による気候変動対策を経営評価の基準に設定し、再生可能エネルギーの使用を取引条件として求める大企業が増えているからです。日本の産業界は世界の中でカーボンニュー

東京都 新築戸建てに太陽光を義務化 「電力は地方頼み」を解消するのも脱炭素社会の一歩に

 東京都が2025年4月から新築する戸建て住宅に太陽光発電を義務付ける方針を固めました。戸建て住宅を対象とするのは全国初です。義務化の狙いは脱炭素社会への移行を呼びかけることでしょうが、これを機会に東京都の電力需給は東京以外の地方に大きく依存している歪な構図を自覚して欲しいです。福島県や新潟県など首

くら寿司 出張授業で「お寿司で学ぶSDGs」、皿を重ねるたびに広がりが定着

 回転寿司チェーンのくら寿司が「お寿司で学ぶSDGs」をテーマに学校を訪れて出張授業しています。食品産業新聞の9月6日付記事によると、回転寿司チェーンでは初めての試みで2022年5月から始め、すでに15校で実施しています。ある小学校の授業風景を伝える同新聞の記事を読んで初めて知りました。

ドイツが脱原発を微調整、欧州のエネルギー危機、脱炭素の本気度を揺さぶる

 ドイツ政府が脱原発政策を微調整しました。国内に残る原子力発電所を2022年末にすべて運転終了する予定でしたが、ロシアから調達する天然ガスの供給が先行き不安に陥ったため、運転終了を先延ばします。脱原発の先頭を走っていたドイツが微調整とはいえ、原発運転を維持することは欧州のエネルギー状況の厳しさを改め

オウンドメディアはESGを実践する企業戦略 トヨタイムズ編集長に注目

 トヨタ自動車は、銀座での不祥事が伝えられる俳優の香川照之さんが出演するトヨタのテレビCMを2022年末で終了するそうです。すでに出演するCMは放映されておらず、トヨタの姿勢は明確です。ところが香川さんが編集長を務めるトヨタのオウンドメディア「トヨタイムズ」の処遇については明言していません。トヨタイ

ESG・SDGsとマネー③ ESGの冠を取り下げようの声も 投資の透明性に不満

 「へえ〜、やっぱりねえ」と思わせるブルバーグの記事を見つけました。投資の冠にESGを使うのをやめて、もっと他の名称に変えるべきだとの声が出ているそうです。記事によると、オックスフォード大学サイード・ビジネススクールのロバート・エクルズ教授はESGという言葉には「もはや価値はない。変えようではないか

ESG・SDGsとマネー②バブル、それともグリーンウオッシュ

 脱炭素、ネット・ゼロ・カーボン、あるいはカーボンニュートラルなど様々な言葉に姿を変え、投資資金が集まり運用されています。「絶対に値上がりしますよ」と耳打ちされて購入、融資を誘う不動産投資とどう違うのでしょうか。「お金に色はない」と言われますが、個人的な経験からすると「お金には色があります」。

ESG・SDGsとマネー① 新しいルール作りはオープンソースと翻訳能力を忘れずに

 ESG、SDGsを冠した投資の話題が増えています。地球温暖化の影響を反映しているのか、世界各地でこれまで経験しなかった自然災害に襲われています。誰もが地球温暖化の怖さを身近に感じ、不安を覚えています。環境、ライフスタイルの変化、解消でいない世界の南北問題、人権の平等など。ESGやSDGsと言えば、

ヘラルボニーと味の素AGF 知的障がい者のアートをドリンクディスペンサーに

 ヘラルボニー(盛岡市)と味の素AGF(東京都渋谷区)が9月1日から「アートドリンクディスペンサー」の設置を始めます。ヘラルボニーは、知的障がいのアーティストと契約して新たなアートの提示に努力しています。味の素AGFは会社オフィスなどでコーヒーなどを主力に提供するドリンクディスペンサー(給茶器)を設

ジャパネット、スターフライヤー出資 地方創生モデルに

 通信販売の大手、ジャパネットホールディングス(長崎県佐世保市)が北九州市を拠点とする航空会社、スターフライヤーに出資しました。航空機内の販売やエンターテインメント、旅行商品などを拡充する狙いです。ジャパネットの創業者、高田明さんは本業の通販以外でもBS放送への進出、JリーグのV・ファーレン長崎の経

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