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ESG・SDGsと企業経営

フジテレビ、ファンド提案を足して2で割る企業倫理では救われない

 フジテレビの親会社フジ・メディア・ホールディングスと米投資ファンドのダルトン・インベントメンツが取締役人事を巡って鞘当てしています。フジ・メディアは3月、経営を再建するため、6月の定時株主総会に向けて新たな取締役候補を提案しましたが、ダルトンは中居正広「性加害」で明らかになった企業経営の不備が是正

Eco*nomy

公取委、独禁法・守護神の強面を捨て国民・消費者目線で摘発 グーグル、ホテル価格、トヨタの人気車販売

 公正取引委員会が躍動しています。不正な取引を監視する独占禁止法の守護神として目を光らせるのは当然ですが、視線がどんどん広がり、かつてとは違った眼力を感じます。最近、目立つのは大企業の優位的な立場を利用した「下請けいじめ」、ネット時代を支配する「GAFA」と呼ばれる米国の巨大情報企業

「北尾吉孝」の素顔は?マネーで語る「力の論理」、金融機関の経営者の顔はどこに

 「北尾吉孝」の素顔は、やはり札束を振り翳した恫喝にあるのでしょうか。「中居正広」性被害を巡るフジ・メディア・ホールディングスの取締役選任案に異論を唱えた大株主のダルトン・インベストメンツが事実上総取っ替えの人事案をまとめましたが、その1人に北尾氏が選ばれました。SBIホールディングスの会長兼社長の

Eco*nomy

世界の投融資、地球環境を忘れ、ESGを捨てて得た利益は誰が手にするのか

 地球環境の温暖化防止やESGの普及を目的とした環境関連の投融資が縮小しています。世界で立ち上がった環境関連の投融資は2024年で4700億ドル、日本円で70兆円程度。ピーク時の2021年に比べ3割近くも減っています。環境投融資は3割近く減 ここ数年、米国でESGに反発するトランプ大統領や共

ESG・SDGsと企業経営

三井住友FG 脱炭素の国際枠組みから脱退 トランプ復権に君子豹変

 三井住友フィナンシャルグループが脱炭素を目指す国際的な枠組みから脱退しました。地球温暖化やESGなどに対し批判的な米国のトランプ大統領の復権が予想され始めて以来、米国の金融機関はESGやSDGsをテーマにした金融プロジェクトからの撤退が相次いでいましたが、日本でも追随する動きが出てきました。三菱U

ESG・SDGsと企業経営

東急不動産 みずほ銀から自然保全の融資第1号に 環境重視の経営に弾み

 東急不動産が取り組む自然を活用した事業化に弾みがつきそうです。みずほ銀行とみずほリサーチ&テクノロジーズは地球環境を保全、あるは回復に取り組む企業に対する融資商品を開発し、第1号として東急不動産ホールディングスを選びました。東急不動産は大陽光や河川など再生可能エネルギーを利用した発電事業に

ESG・SDGsと企業経営

三菱商事、洋上風力発電で頓挫 地球温暖化に対する本気度を占う試金石に

 三菱商事が進めていた洋上風力発電事業が頓挫しました。地球温暖化対策が叫ばれ、太陽光や風力など再生可能エネルギー事業が広がっていますが、国や地方自治体など公的な支援がなければ利益を生む採算点を超えるのは難しいのも事実です。日用品のリサイクル事業も赤字覚悟で企業がボランティア感覚で取り組んでいる姿勢を

ESG・SDGsと企業経営

下請けいじめ駅伝?2連覇タマホームに一条工務店、オープンハウス、飯田と住宅メーカーが続く

 まるで箱根駅伝のテレビ中継を見ている思いです。経済産業省の中小企業庁が公表する「下請けいじめ」の企業ランキングで、大手住宅メーカーのタマホームが2回連続で最低評価を受けました。2連覇です。後続の最低評価の順位をみると、飯田グループホールディングスの一建設、オープンハウス・ディベロップメント、一条工

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