釧路市 ノーモアメガソーラー宣言 守るべきは日本最大の湿原と野生動物
北海道釧路市の鶴間秀典市長は6月1日付けで「ノーモアメガソーラー宣言」しました。釧路市には日本最大の湿原でラムサール条約に登録された釧路湿原があります。環境保護が最優先されるべき地域でありながら、最近は大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設が相次いでいます。湿原への悪影響を最小限に抑えるため、こ
北海道釧路市の鶴間秀典市長は6月1日付けで「ノーモアメガソーラー宣言」しました。釧路市には日本最大の湿原でラムサール条約に登録された釧路湿原があります。環境保護が最優先されるべき地域でありながら、最近は大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設が相次いでいます。湿原への悪影響を最小限に抑えるため、こ
公正取引委員会が躍動しています。不正な取引を監視する独占禁止法の守護神として目を光らせるのは当然ですが、視線がどんどん広がり、かつてとは違った眼力を感じます。最近、目立つのは大企業の優位的な立場を利用した「下請けいじめ」、ネット時代を支配する「GAFA」と呼ばれる米国の巨大情報企業
地球環境の温暖化防止やESGの普及を目的とした環境関連の投融資が縮小しています。世界で立ち上がった環境関連の投融資は2024年で4700億ドル、日本円で70兆円程度。ピーク時の2021年に比べ3割近くも減っています。環境投融資は3割近く減 ここ数年、米国でESGに反発するトランプ大統領や共
経済産業省が2040年度を目標にしたエネルギー基本計画の骨子案を固めました。2040年度の電源は再生エネルギーが過半を占めるものの、原子力発電所への依存に回帰します。安定した電力供給と脱炭素化を両立するため、これまでの「可能な限り依存度を低減する」との表現を削除して再生可能エネルギーと原子力を「最
プラスチックによる環境汚染の防止を目的にした初めての国際条約が合意に失敗しました。交渉は難航必至とみられていましたが、なんとか格好はつけるのかなと期待していました。見事に外れました。プラスチック製品の汚染は世界中で深刻度が増しているだけに、合意というよりは問題解決に向けて一歩でも前進して欲しかった
なんとも心象の悪いCOPになりました。予想通りといえば、少しは残念な思いが消えますが、誰もが納得する結論ではありません。国連の気候変動枠組み条約締約国会議(COP29)は11月24日、先進国から途上国に拠出する気候変動対策費を2035年までに少なくとも年3000億ドルに増やすことで合意しました。目
国連の気候変動国際会議(COP29)が11月11日、アゼルバイジャンの首都バクーで開幕しました。案の定というか、残念というか。COP29のHPには「緑の国に向けて連帯を」と大きく掲げられていますが、早くも分裂し始めています。この3年間、エジプト、アラブ首長国連邦(UAE)、そしてアゼルバイジャンと
かなり衝撃でした。米国の海洋大気局の調査によると、2021年に北極海の南にあるベーリング海で約100億匹のズワイガニが死滅したそうです。原因は海洋熱波と地球温暖化の影響でベーリング海が亜寒帯の域になってしまうという本来ならあり得ない気候変動に見舞われていることです。当然、海の中の生態系を中心に大き
日本でも海外でも旅行に行けば、必ずといってと良いほど訪問先の美術館、博物館に向かいます。地域の皆さんが誇る歴史、美術品を間近に体感できるうえ、思いがけない刺激を受けることが多いからです。数千年の時間を感じさせない展示品から、「人間って生きているんだなあ」と実感する時間がとても好きです。貴重なもので
おいしいワインが全国各地で生産され、とても身近になってきました。半世紀ほど前なら、日本でワインといえば山梨県、ブランドなら甲州園がとても有名でした。ところが、地球温暖化のせいなのでしょうか、もう10年以上も前からぶどうを育てる土地は山梨県では気温が暖か過ぎて、長野県で生産したぶどうが使われていると